2008年10月06日

第18回Bunkamuraドゥ マゴ文学賞

授賞式
第18回Bunkamuraドゥ マゴ文学賞の授賞式に出席する。
選考は高橋源一郎さん。
受賞作は中原昌也さんの『作業日誌2004-2007』。

中原昌也 作業日誌 2004→2007

高橋さんが選評を朗読。
その後、両者の対談。

以下、受賞の言葉の一部を掲載。
長い間、ご愛読ありがとうございました 中原昌也

「長い間、つまらないものをわざわざお読みいただいて、本当にありがとうございました!」と逆にこちらが深々と頭を下げて、百万円を黙って、どこかの慈善団体に寄付すべきなのに…残念ながらそんな余裕はまったく持っていないし、それ以前に、そんな金があったら破綻した自分の生活を何とかすべきだ…溜まりに溜まった家賃や公共料金に(本音としてはそんなくだらないものにビタ一文も払いたくはないのであるが)。
 今回、賞金百万円もいただける立派な賞を恵んでいただき、おかげさまで、これで無意味な権威ばかりを与えられて無一文なままダラダラと延命していた、作家としての「中原昌也」の立派な弔いにはなった。
 それだけで感無量であり、もう書くべきことは何もない。
 これ以上の余計な「受賞の言葉」を書き添えるとしたら、本当に余計なことばかりを書き連ねることになってしまう。だから、このあとは掲載されないつもりで書いてみる。
「このあと」が刺激に満ちた美しい文章なのだが、長いので割愛。

対談では「今はすっきりして前よりは楽しい」といった発言を盛んにしていた。

中原昌也さんを最初に体験したのは96年の野外フェスだった。
およそ普通のDJが回さないような洋楽のスタンダードナンバーをヘッドフォンを使わずに黙々とつないでいた姿が印象的だった。

中原昌也

tai_kichi_ro at 23:59│Comments(1)TrackBack(0)clip!今夜はパーティ 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 3   2008年10月08日 09:21
全文の掲載を強く希望します。是非拝読したいです。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔