2005年12月20日

Seele wird in der seltsamen Welt muessig gehalten.

日中、局の人と台本打合せ。
思わぬとばっちりを受ける。

最近読んだ本三冊。
「All Small Things」読了。
内容(「MARC」データベースより)
「ねぇ、恋人と過ごしたどんな時間が一番心に残ってる?」 片思いの人との散歩、中学生のときの帰り道…。瑞々しくつむぎだす12人の恋模様。100人アンケート「あなたにとって心に残るデートってなんですか?」を収録。

最近お気に入りの作家、角田光代の小品。
「皆、実はたいしたデートしていない。」というのが作品のモチーフ。

「新明解国語辞典(新解さん)」で『デート』を引いてみると・・
デート
ーする〔米 date〕〔愛し合う男女が〕日時を決めて、各自の家以外の場所で会うこと。また、その約束。

「各自の家以外の場所で会うこと」というのが新解さんらしい。
「家でデートする」は間違った用法ということか。

「ロカ」
中島らもの絶筆となった作品。
これまで書いてきたテーマを全部ぶちこんでいる感じ。
途中で終わっているのが残念だが、執筆途中で終わっている小説というものを初めて読んだので不思議な読書感が残った。
「新解さん」で『読書』と引いてみる。

どくしょ【読書】
ーする〔研究調査や受験勉強の時などと違って〕一時(イツトキ)現実の世界を離れ、精神を未知の世界に遊ばせたり人生観を確固不動のものたらしめたりするために、(時間の束縛を受けること無く)本を読むこと。〔寝ころがって漫画本を見たり電車の中で週刊誌を読んだりすることは、勝義の読書には含まれない〕

・・『読書』に対するただならぬこだわりを感じる。
はたして自分は『精神を未知の世界に遊ばせているのか』自問自答。

「テクノフォビア」
清野栄一の本は初めて読んだ。
ネットによる管理化社会という今日的テーマを扱っていて情報としては面白いものもあったが、小説としての醍醐味に少しかける気がした。
他の著作も読んでみたくはなったけど。
All Small Things

ロカ

テクノフォビア


tai_kichi_ro at 12:32│Comments(0)clip!鯛の読書日記 

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